肝整骨盤と肋骨


ウェストにピッタリで伸び縮みしにくいジーンズなどを穿くときに、骨盤の前側のカド(正確には‘上前腸骨棘’といいます)がひっかかったりして、そこを基準にサイズを合わせなければならず、お困りの方。「骨盤を整えたらいいのかな?」とお考えになることもあると思いますが、半分正解と言えます。どのように整えるかが大切になるからです。

骨盤が横に開き気味だからその骨盤だけを閉じよう、ではなく、全体のバランスを常に視野に入れた調整の方がより体にやさしいですし、外見だけでなく体調も上向いてきます。

ひとつのポイントとして、肋骨と骨盤の関係を見てみましょう。このふたつはシーソーのような関係にあり、どちらかが開けばどちらかが閉じるというのが正常なかたちであり動きです。

ジーンズがひっかかるくらいに骨盤の開きが気になる方の肋骨を見せていただくと、骨盤とは逆にギューッと締まって閉じていることが多いのです。

さらにその先の理由を探っていくと、その閉じている肋骨に包まれている、例えば胃や肝臓に慢性的な疲れと緊張をお持ちで、その為に肋骨を中から引っ張ってしまっているなどの流れが見えてきます。(主に肋骨の右側に肝臓は包まれていますから、肝臓が疲れている人の肋骨を左右軽く押さえてみると、左と比べて右側が固かったりします。)

よってその場合には、まず胃や肝臓の緊張を解き、その上で、骨盤ではなく肋骨を拡げる調整すると、骨盤は連動で自然に整ってくることが多いです。

※こちらもどうぞご参考に。快風院 症状別 体型紹介ページ『均整法と美容』

 

(2005年5月19日)



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