肝整骨盤と頭蓋骨


先日(5/19)は肋骨と骨盤のシーソーのような関係をお話しさせていただきました。それだけではなく、シーソーは他にもいくつもあります。肋骨と骨盤はその中でも代表的なものですが、もうひとつ「頭蓋骨と骨盤」のシーソーというのもあり、こちらもとても大切です。

頭蓋骨が開くと骨盤が閉じ、頭蓋骨が閉じると骨盤が開くという関係になります。先日の肋骨と合わせてまとめると、

頭蓋骨「閉」→肋骨「閉」→骨盤「開」

頭蓋骨「開」→肋骨「開」→骨盤「閉」

となり、均整法ではこの性質を利用して骨盤が開いている理由を見極めたりもします。例えば頭蓋骨は交感神経の働きが高まると閉じるという性質もあるので、自律神経のバランスを崩されている方の頭蓋骨が閉じて、骨盤が開いていれば、その方は交感神経のレベルが上がり過ぎているかもしれない、などの予測が立つわけです。

よって、交感神経のバランスを取る施術(交感神経が働き過ぎている場合、体の中で反応が出やすいのは、例えば心臓です。その心臓の緊張を解くことで交感神経も鎮まっていくわけですが、心臓を直接施術するよりも、肝臓を施術することで間接的に心臓は楽になることが多いです)で頭蓋骨を弛ませ、連動して骨盤を閉じさせるというように間接的に骨盤の調整ができますので、直接骨盤への施術をするよりも体に対してやさしく、さらに骨盤だけでなく全身のバランスを取ることもできるのです。

※こちらもどうぞご参考に。快風院 症状別 体型紹介ページ『自律神経に関わる症状』

(2005年5月24日)



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