30代女性。立った姿勢では右肩下がりで、右骨盤(腸骨)下がり。
右の肩が下がるということは、その下にある肋骨も下がり、その中に収まっている肝臓に疲れがあるのではないかという予想が立ちます。肝臓は静脈血の流れの重要な中継点(こちらの「血液循環図」をご参照下さい)であるため、施術においてとても大切なポイントです。
次に動作の確認では、上半身をねじる動作で右に比べて左にねじる方が圧倒的に楽。これは均整法でいうと汗や尿、便など、体から排出されるべきものが出にくいタイプと観ることができます(ちなみに右にねじるのが楽な場合は、逆に出がよすぎてしまい、下痢などに通
じるタイプです)。
施術は肝臓調整+全身の左捻れを取る調整を中心に進めて行くことになります。
※肝臓調整には肝臓を直接ゆるめる「肝臓賦活法」の他、肝臓に関係する背骨(胸椎8番、9番、腰椎2番など)の歪みを整えたり、肝に関するツボを結んだ線上(肝経)の凝りをほどいていくなどの方法があります。
肝整™の『快風身体均整院』HOME (2005年6月10日) |