整体って神秘的?(その4)


さらに病院での治療によって病気そのものを取り除くことができたあとも、引き続き胃に歪みが集中しない体型を維持するようにすれば、再び同じ病気を繰り返さないよう、予防にもつながりますし、もともと病気ではない方も、事前に自分はどの内臓に疲れが集中しやすいのかを知り、その歪みを常にとっておくことで、その後もずっと病気とは縁のない生活を送ることができます。

例えばタバコを吸ってもいないのに肺ガンになる方もいらっしゃる一方で、ヘビースモーカーであるにも関わらず、80歳、90歳と長生きしていらっしゃる方もいるのはなぜでしょうか。‘体質だから’と一言で済ませることもできるのですが、そのようなことも均整法12種体型の分類に当てはめることで事前に知ることができますから、もしも自分がタバコに弱い体型・体質だと分かれば、禁煙への動機付けにもなるかもしれません(ただし、強いと分かっても、今以上にがんばって吸うことはしないで下さいね)。

長々と書いてまいりましたが、覚えておいていただきたいのは、「病前」「病中」「病後」のうち、医学は主に「病中」を、整体、特に均整法では主に「病前」「病後」を担当するということ。さらに「病中」であっても、場合によっては病院の治療と併用することで自己回復力を高めたり、お薬で弱った体を元気にすることができます。そして医学でいうところの病気ではない状態なのに、なぜか痛い、苦しい、不調であるといった「病前」(=正常な各部分同士の連動のバランスが崩れている状態=6月17日分その1でお話した「猫背の姿勢のままではバンザイがしにくい」などが、いちばん整体の神秘さを発揮しやすい時期だということです。(終わり)

 

※ 今回「姿勢的」な視点から身体各部の連動の例を挙げましたが、他に「神経的」「血流的」な連動もあります。

(2005年7月6日)



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