肝整足の長さの違い


先日当院掲示板に次のようなご質問をいただきました。掲示板上にお返事させていただいたのですが、こちらのブログを読んで下さっているみな様にも役立つと思い、転載させていただきました。

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2005/7/15 12:32 みね はじめまして。 お聞きしたいことがあります。 以前からなんですが、右足と左足の長さが微妙に違うような気がしてます。 両足で立ってる時やズボンを両足同じ長さに詰めているのに左だけ長い気がします。 このような症状も治るのでしょうか? 教えてください。 宜しくお願い致します。

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2005/7/15 22:43 みね様へ(その1) こんにちは。ご質問ありがとうございました。足の長さの違いには、いろいろな意味があります。

仰向けに寝た状態で比べた場合に、その代表的な例を挙げてみると、

(1)足の骨の長さ自体が左右で違う:これは残念ながら均整法の施術では整えることができません。

(2)骨盤の歪み:股関節の位置が左右で違ってくるので、見かけ上、足の長短に差が出ることがあります。均整法の守備範囲です。 ※肝臓に慢性的な疲れのある方の場合、右側の骨盤(腸骨)が内側に閉じるかたちになることが多いです。

(3)自律神経の乱れ:骨盤の位置が正常でも、なおかつ右足が短く見えるとすると、右腰や右足の付け根付近の緊張により、やはり見かけ上、右足が短く見えることがあります。副交感神経が働き過ぎている場合によく起こります。ちなみに左足が短く見える場合は左腰の緊張から交感神経が働き過ぎていると均整法では考えます。どちらも均整法の守備範囲になります。(その2へ続きます)

2005/7/15 22:35 みね様へ(その2) 横座りの習慣などはございませんか?さらには、内臓の慢性的な疲れが骨盤の位 置を変えたり(例えば肝臓の疲れであれば右の骨盤が内側に巻き込んだり等)、自律神経のバランスを乱したりもしますから、均整法では体の内外の状況をすべて視野に入れて施術を進めていきます。ご参考になりましたでしょうか。

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以上です。少し補足させていただきますと、(1)では、骨の長さ自体を伸ばすことはできませんが、現在の状態において、その方が本来持つ最善のバランスに整えていくことはできます。

(3)では、骨盤の位置が正常というのは、骨盤そのものに捻れなどの歪みがないという意味です。歪みがなく、左右が整った骨盤であっても、例えば右腰の筋肉が緊張して縮まることで、骨盤の右側を上に持ち上げる為、足も右足が上に引っ張られることになり、足先で比べた場合、見かけ上、右が短く見えるのです。

右腰の筋肉が緊張していて、その期間が長引いているとすれば、骨盤は正しいかたちでも、背骨の腰の部分(腰椎)に歪みがあることも考えられます。

 

(2005年7月17日)



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