30代男性。頭を前に倒す(うなずく)動作で左首の付け根が痛む。後ろへ倒すのは問題なし。
均整法では12種体型のうち「前後型」の痛みとして体型の調整をします。体を前後に動かすときに中心となる主な背骨(椎骨)は胸椎1番、5番、9番と腰椎1番、5番。これらが連動しながら前後の動きを作りだしています。
痛みのいちばん激しいのは胸椎1番の左側。その他を観ると胸椎5番、9番と腰椎の1番に歪みがありました。
これらの椎骨は胃や肝臓の働きにも関係してくるため、観てみると、やはりかなり疲れがたまっている様子で、とても張っています。
この場合の施術としては、まず胃と肝臓の緊張をとり、それらから影響を受けていた胸椎5番、9番、腰椎1番の調整をすることで、胸椎1番には直接触らずに、調整を進めます。※「消化器型(左右型)」+「前後型(頭脳型)」の調整とも言えます。今の時代には、頭の疲れが直接消化器に影響する方が多く見られます。
※こちらも参考になさって下さいね。快風院 症状別
体型紹介ページ『上半身の症状』
(2005年7月20日) |