50代女性。肩こり。疲れてくると両肩が上に挙がってくるように感じる。
その日もかなりお疲れになっていて、まず立った姿勢で観させていただくと、確かに両肩がいかったかたちになっています。 こういうときのひとつのポイントとして、肩(肩甲骨)と骨盤との関係を観てみます。肩がいかっているときには、骨盤もいかって上に挙がり過ぎ、必要以上に締まって固くなっていることが多いのです。
骨盤は原則としては締まっていて、お尻がキュッと挙がって見えるのが理想的ですが、それが行き過ぎている場合には、連動している肩甲骨の動きも制限して肩こりのベースを作ることがあるので、ある程度弛めて開いてあげることが必要です。
肩(肩甲骨)と骨盤の連動を無視すると、いくら肩だけを施術しても、なかなか変化が現れにくいのです。
今日の場合もひとまず肩には触らずに、骨盤を適度に開く操作により、連動していかっていた肩も下に落ちてきて、なだらかになりました。
※9月26日分「骨盤を整えるとやせる?」でもお話ししましたが、「肝臓への施術=下腹のうっ血の解除=骨盤が整う」という流れも大変多いです。
※肩こりについて、こちらも参考になさって下さいね。
快風院 症状別
体型紹介ページ『上半身の症状』
(2005年9月16日) |