30代男性。右の腰からおしり、股関節、ももの横あたりまで、痛みや違和感を感じる。
9月20日付で足先の痛みについてお話ししました。そのときの方も、今回の方の場合も、体型ではF6(フォーム6。左回旋型)になっていました。しかし、回旋の仕方にもいくつかあるのです。ここでは大きく3つに分けてみます。
(1)立った姿勢で上半身を軽く左にねじると、通常骨盤から下の下半身は、バランスを保とうとして逆に右に戻ろうとし、体重は右のかかとと左のつま先にかかりやすくなります。
(2)上半身が強く左にねじれたときには、骨盤から下もつられて同じく左にねじれ、右足のつま先と左かかとに体重がかかってきます。これが長く続いて、右つま先に違和感が出てくる土台となったのが、先日の方の状態でした。
(3)(2)と同じく、上半身も骨盤も左にねじれるのですが、股関節より下の部分で右に戻ろうとして、ねじ切れる場所のピークがちょうど右股関節部分にあたる場合。これが今回の方の状態でした。
おふたりとも、全体としては同じF6調整になるのですが、ねじれのピークがどこにあるかを見定めることで、さらに精密な調整が可能になってきます。
※季節によってもこの‘ねじれのピーク’が変わります。例えば冬は腎臓、膀胱など、泌尿器系統が位
置する箇所(およそ、おへそより下)で身体がねじれ、夏は胃や肝臓など、消化器系統が位
置する箇所(およそ、おへそより上)で身体がねじれることが多いようです。
※F6というのは、均整法で「12種体型」と呼ばれる、F1〜12までの中のひとつです。詳しくはこちらを参考になさって下さいね。
快風院 症状別
体型紹介ページ『12種体型』
(2005年10月1日) |