生理痛(肺と脾臓と卵巣のバランス)〜ある日の施術より〜


30代女性。10代の頃から生理痛が重く、鎮痛剤がかかせない。過去、病院での何回かの検査では常に異常なし。

仰向けの姿勢で寝てもらうと、左足のつま先が強く内側に倒れていました。右はやや外側に、自然なかたちで開いています。

この場合、生理痛に関連して考えられるのは、左の卵巣の緊張や、やはり体の左側にある脾臓の疲れなどです。

さらに全身を観てみると、おへそから上の上半身は非常に硬く緊張しており、逆に下半身は柔らかすぎるほどに力が抜けています。ここから読めることは、上半身の活動が亢進し過ぎ、その分下半身の働きが抑えれられてしまっているのでは、ということです。

このように人の体は上と下、他に左と右、前と後ろなど、様々な場面 でシーソーのような関係を取り合っています。

上半身は胸椎3番の硬さから、の働き過ぎが観て取れましたので、施術として12種体型「肋骨型」の内界調整胸椎3番と8番、腰椎1番のバランスを取ると、上半身の緊張が弛むととともに、下半身にも適度な弾力が戻り、左足のつま先が自然に開くようになりました。 ※この施術の前に肝臓調整を行い、こちらのページの下【血液循環図】に沿って、全体のバランスを整えておきます。

均整法では、姿勢など外的要因の歪みを「外界」、内臓疲れなど内的要因の歪みを「内界」として分類した上で、全身のバランス調整を進めます。詳しくはこちらを参考になさって下さいね。快風院「現代人の歪みのしくみ・整え方」

 

(2005年11月28日)



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