年末に多いお悩み
(寝違えと背中痛とお尻痛の共通点)


この時期には俗に言うところの「寝違え」の状況になる方が多いですが、起きている日中にだんだんと首が痛くなってきて動かせなくなった方や、また別 の方はそれが背中であったり、お尻の片側がそういう状態になった方もここ最近で来院されました。

それぞれ痛い箇所は異なるのですが、共通していることがあります。それはその痛い箇所がヘナヘナで力がなく、張りのない状態になっているということです。均整法ではこれを「強弱性」の欠けた状態と言います。

この逆は、ガチガチに硬くなっていて張り過ぎ、動きのない状態。「可動性」のない状態で、筋肉の使い過ぎなどで起こりやすいです。

ではなぜヘナヘナになってしまうかというと、この状態は内臓の疲れを表しています。内臓を動かしている交感神経や副交感神経を通 じて内臓の調子が体表に現れ、内臓が疲れ過ぎたときの姿が、表面がヘナヘナという状態であることが多いのです。「疲れて緊張した内臓に、体の中から引っ張られた部分の体表がへこんだ」と考えてもよいでしょう。

単に筋肉の使い過ぎなどで硬くなっているときにはその硬い筋肉を直接ゆるめたりする施術もよいのですが、すでにやわらか過ぎている箇所には、それはできません。余計にヘナヘナになってしまいます。ではどうすればいいのでしょうか。

均整法では硬い箇所をゆるめるだけでなく、やわらか過ぎている箇所にほどよい弾力を取り戻す施術もあります。

例えばそのヘナヘナが、先の内臓疲れから来ている場合には、まずそちらを解消していくわけです。その他、ヘナヘナでへこんでいる部分とバランスを取るために硬く盛り上がっている部分が別 の箇所にあるはずですので、12種体型観察によってそれを探し出し調整していくという方法もあります。

タイトルを「年末に多い…」とした理由は、もうお分かりかもしれませんが、お仕事の分野によっては年末進行で普段以上に忙しかったり、忘年会などが続いて内臓を酷使した上に寝不足でもあったりと、この「ヘナヘナで痛い」状態の出やすい時期なのです。 ※先の12種体型に当てはめて観察した場合、左右のバランスを崩した姿勢「左右型(消化器型)」として、一時的に強く現れることが多いです。

すでに忘年会も第2弾くらいまで進んでいることと思いますが、皆様どうぞ無理なさらずに楽しんで下さいね。

(2005年12月19日)



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