30代男性。ときどき左の土踏まずの内側が痛くなる。
右と左を比べてみると、左の土踏まずのある一点がヘナヘナで力がなく、張りのない状態になっていました。今回来院された時点では痛みはなかったのですが、その部分に関しては軽く押してみると、やはり痛みを感じる様子。
(肝臓疲れが浅いうちは、肝臓が収まっている右上腹部は張った感じになりますが、肝臓疲れが慢性化すると上腹部全体がヘナヘナとして、張りがなくなります。)
これは12月19日分の『寝違え』などにも通
じるのですが、内臓の疲れが体表に現れるときの特徴のひとつで、土踏まずのこの場所は、心臓の疲れの出やすいところなのです。
この方の場合は、心臓が直接疲れているのではなく、肝臓の疲れによって間接的に心臓にも疲れが及んでいましたので、土踏まずが時折痛むときというのは、心臓疲れに加えて、肝臓疲れの目安ともなることをお伝えし、施術としても今回は肝臓調整をメインとして、心臓調整は補助として行うことで、左の土踏まずにほどよい弾力が戻りました。
「肝臓疲れでなぜ心臓も疲れるのか」についてはこちらのページ『血液循環図』とそれに関するコメントを参考になさって下さいね。
今年も一年、ご愛読ありがとうございました。皆様が来年も元気いっぱいでありますように。
(2005年12月31日) |