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右肩が下がる〜ある日の施術より〜

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50代男性。お酒はほとんど飲まないのに、健康診断でγ-GTPの数値が高く出た。立った姿勢で、明らかに右肩が下がって見えるのが気になっている。

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に肝臓が気になる方の典型的な姿勢としてこの「右肩下がり」のことを書いています。

その原因として、肝臓が疲れると、肝臓のある側(体の右側)に向けて上半身が傾く場合が多いということが挙げられますが、その他にもいろいろな原因があります。

この方の場合、立った姿勢を背中から見せていただくと、肝臓のある右側の背中(中胸背部)よりも、主に胃のある左側の背中に顕著な盛り上がりが見られました。

このようなとき、単に肝臓が疲れて右肩を引き下げているというよりも、胃を働かせ過ぎているために胃が緊張して盛り上がり、左肩を下から押し上げている姿とも観ることができます。「右肩下がり」ではなく「左肩上がり」の姿勢なのです。

肝臓の疲れももちろん見られましたので、言うならば「胃疲れが先にあっての肝臓疲れ」ということです。このように、臓器は連動して疲れたり、あるいは元気になったりします。

伺ってみると、「毎回の食事でかなり満腹になるまで食べる」「夜の食事時間が遅くなりがち」など、胃を酷使しそうな状況がいくつか見られました。中でも仕事の途中などについ口にし続けてしまうお菓子など‘間食’が響いているようです。

お菓子などは一口一口は少量でも、食べ続ければトータルでかなりの量 を口にすることになり、摂り入れた、体にとっての余分なエネルギーは肝臓が蓄えなければならないこと、また常に胃を動かし続けることになり休む暇を与えない、などが胃疲れ、肝臓疲れの原因になります。

それらを連動して元気にするポイントは「肝臓」です。胃の施術ももちろん行いますが、その前に肝臓を整える施術を行うことでこちらのページ下段「血液循環図」に沿って、腹部内の臓器全体が整いやすい状態を作ります。

この方の場合も施術後には、ご自身の目できちんと確認できるほどに右肩が上がり、左右の肩の高さが整いました。

※内臓はすべて連動していますから、左肩上がり、右肩下がりなどシンプルな歪みばかりではなく、例えば疲れた肝臓を右腎臓がサポートすれば、右肩下がり+右捻れ、左肺がサポートすれば、左肩上がり+左肩巻き込みなど、歪みはより複雑になります。均整法ではそれらを12種類に分けてひとつずつ整えていきます。

(2006年2月1日)



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