肝臓の疲れによる右肩の凝り

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2月5日(日)の「あるある大辞典(2)」で、肝臓の疲れによる右肩の凝りについて放映されていたそうです。私はあいにくと見逃してしまいましたが、ご自身の体調が気になり、「肝臓」で検索して当院のページを読んで下さる方もいらっしゃると思い、肩と肝臓の関係について少し書いてみました。実は逆の左肩の凝りも肝臓に関係が深いのです。

こちら当院姉妹サイト内『神経ネットワーク図』をご覧いただくと、青線のラインが肝臓から左首や肩に伸びているのがお分かりになるかと思います。

この青線は「迷走神経」と呼ばれる神経です。肝臓が疲れて緊張するとこの迷走神経も同じく緊張し、左首や左肩にもその緊張を伝えて、左肩凝りの土台になります。

対して右肩が凝る場合、この図には載せていないのですが、背骨の上部で右脇から肝臓に伸びていく神経が別 にあり、肝臓が疲れると、それは左肩以外に、こちらの別の神経を通じて背骨上部右側周辺や、右肩甲骨内側付近の筋肉にも伝わるのです(こちらがテレビで放送されていたパターンだと思われますがいかがでしょうか)。

よって、覚えておいていただきたいのは、肝臓疲れからの肩こりは、左右の肩ともにあるということです。

さらに毎日の施術経験から、右肩が凝る場合は、肝臓はもちろんですが、それ以上に「胆のう」の疲れからの場合が多いです。

胆のうは肝臓が作りだした消化液‘胆汁’を貯めて濃縮し、必要に応じて分泌する役目を持っています。肝臓にくっつくように、ほとんど一体となって存在していますから、どちらかが疲れれば連動してもう一方も疲れてしまうのです。

(胆のうは交感神経の一元支配と言われており、実際に現場では、暴飲暴食ではなく、ストレスによる胆のう疲れがよく見られます。オステオパシーのある有名な先生によると、胆のうはコンビニで列に割り込まれて「チッ!」と舌打ちしたときのような小さなストレスに、肝臓は将来のことや家庭の問題、健康の悩みなど、長期的で大きなストレスに反応しやすいそうです。)

施術によって胆のうの緊張が解けると、右の肩甲骨内側もふーっと弛んでくるのが分かります。

放送を見ていないので、ちょっとかみ合わない部分もあったかと思いますが、今回放送分が5日後くらいに「あるある大辞典ホームページ」に掲載されるそうですので、内容を把握した上で、追加や修正点があれば、後日またお話ししますね。

(2006年2月7日)



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