30代女性。仕事で長時間座っていると左腰が痛くなってくる。立ったり動いたりしているときはそうでもない。
体型は姿勢・動きともにF5(フォーム5。右回旋型)。F5では、立ち姿で観ると左肩が上がり、今回痛い箇所である左腰の骨盤(腸骨)が下がる姿勢になります。
また上半身を右に捻りやすいという動作の特徴がF5にはあり、今回もその通
りの動きではあるものの、右捻れの過剰になっている状態が見られました。
こういう場合に均整法では、まず腰ではなく上半身を整えていきます。
この方の場合も、上部胸椎(左右肩甲骨間の背骨)を観させていただくと、胸椎3番や7番が凹んだ状態になっていましたので、それらを浮き上がらせることを念頭に置いたF5調整を行うことで、右に捻れ過ぎていた動きがもとに戻りました。
※左腰は肝臓の疲れから腹部内の血流が滞り気味のときにも、不調や痛みが出やすいです。
※「フォーム5(右回旋型)」については、こちらも参考になさって下さいね。『12種体型』
(2006年6月20日)
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