30代女性。右の膝を久々のジムでの運動で痛めたとのこと。
膝の場合、その上下にある股関節と足関節(足首)との連動がうまくっているかがポイントです。また、逆足の各関節がどうなっているかも、均整法では詳しく観ます。
運動による疲労やケガなど、外からの刺激によって痛めた場合は、例えば右の足首を痛めたとすると、膝は左、股関節は右、腰は左…というように、時間の経過と共に、ジグザグに不調が現れやすいです。
逆に体の中、つまり内臓の慢性的な疲れが原因の場合は、足首も膝も股関節も腰もすべて右、というように不調がすべて同じ側に現れやすいのです。
この方の場合は、体の右側にある「胆のう」が元々疲れやすく、右半身に体重がかかりやすいところに、久しぶりの運動で右の膝に負担がかかった様子でした。
(胆のうは、肝臓の下部についている袋状の臓器で、肝臓で作られた胆汁という消化液を貯めておく役目をします。)
施術としては「左右型」の内界調整(均整法では外からの刺激による歪みの施術を「外界調整」、体内からの疲れによる歪みの施術を「内界調整」と呼びます)の後に、膝を含む、足の各関節の微調整で終了しました。
(2006年11月22日) |