足の痛みとしびれ〜ある日の施術より〜


40代女性。歩くと右足の親指は痛くて、左足の中指、薬指はしびれた感じがする。

立った姿勢で動きを見せていただくと体を左に捻ったときの方が楽。F6(フォーム6。左回旋型)の動きです。

同じ動作をしてみると分かりますが、体を左に捻って足裏の体重のかかり方を感じてみると、捻るに従い、右足裏の内側と、左足裏の外側に体重がかかってきます。左回旋型の場合、常にそれらの箇所に重さがかかるために、今回のような不調につながりやすいのです。

ただ、この方の各指を触らせていただくと、右親指の動きは硬くて、いかにも痛そうなのですが、左の中指、薬指はやわらか過ぎて、力の抜けたようにヘニャッとしています。これがしびれ感につながっているようです。

F6の施術後に再び確認してみると、右足親指の硬さはとれ、左足薬指にもほどよい弾力が戻っていましたが、左足中指だけ、力の抜けたままになっています。

こういうときには、どこか逆に硬過ぎる箇所があるはずですから、ひとまず近いところから順に観ていくと、同じく左の膝、その調整ポイント四つ(膝は前十字靱帯、後十字靱帯など、十字になっている靱帯があるので、その点から観ていくと、調整すべきポイントが大きく四つに分かれます。ちなみに、今回のお悩みである足指、そこから膝までの間には‘ふくらはぎ’があり、肝臓と連動することが多いです。夜間にふくらはぎがつりやすい方は、肝臓疲れも考えてみるとよいかもしれません)のうち、一箇所にとても硬いところがありましたので、そこを整えて再び中指を観てみると、こちらにもほどよい弾力が戻っていました。

(2006年11月29日)



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