肝整脚やせと骨盤〜ある日の施術より〜


30代女性。スポーツジムでのトレーニングで脚やせ(下半身やせ)を目指しているのに、なかなかやせない。

同じお悩みを他の女性のお客様からもときどき伺います。みなさんにほぼ共通していることは、骨盤の前側が閉まり過ぎて、それにつられて股関節やももの骨(大腿骨)が内側に巻き込むかたちになるため、本来ももの後ろ側にあるべき筋肉も横に回り込んできて、正面から見たときに、回り込んできた筋肉の分だけ、ももが太く見える状態です。

このかたちは、婦人科系のお悩みをお持ちの方に多く見られます。骨盤内にある子宮や卵巣が慢性的に疲れ、緊張して、骨盤を内側に引っ張り込んでいます。

よく「骨盤は閉まっているのがよい」といいますが、身体の中からのサインとして観た場合、一概に閉まっているのがよいとばかりは言えないのです。

なぜ子宮や卵巣が緊張するのか、そのしくみについては、詳しくはこちら肝臓と整体の情報館をご覧いただきたいのですが、いくつもある原因として、今の時期だと、例えばビールなどの飲み過ぎが挙げられます。

アルコールの過剰摂取が自律神経のバランスを乱すことに加えて、冷たいビールで下腹を冷やすことが、さらに直接的に婦人科系統の働きを低下させます。

冬でもビールやお酒を飲む機会の多い現代ですが、昔から言われているように、本来女性にとっての飲酒は「閉経後に少したしなむ程度」というのが理想なのです。もちろん飲まないにこしたことはありません。

こういうことを書くと「何をバカなことを。。」「そんなの絶対ムリ。」といった女性陣からの声が聞こえてきそうですが、一応知識としては知っておいていただければと思います。

例えば、毎回の生理痛が気絶するほど苦しいのに、婦人科の診察ではどこにも異常がない。そのような場合に、長年の多量の飲酒習慣がある方であれば、そのことが自律神経のバランスを大きく狂わせ、脳から子宮や卵巣へ、排卵、生理の命令がうまくいっていない可能性がありますから、まずはストイックな断酒をお勧めします。

そこまでではないのであれば、あとは体調のお悩みに合わせて、どの程度の制限が必要かを考え、調節していくのが、現実的でしょうか。

施術によっても楽にはなりますし、骨盤のかたちにも変化は出てきますが、だからといって定期的に施術を受けていればあとはお酒もタバコも夜更かしも自由でいいかというとそんなことはなく、施術での変化を最大限に引き出すためには、やはりある程度、もしくはきっぱりとした節制が必要になります。

※本来アルコールを始め、体内で不要な物を分解・排出するのは肝臓が主に担当していますが、お酒、タバコ、間食、こってりした食事などからによる、体にとっての不要物が溜まりすぎてしまった場合には、肝臓も手に負えなくなり、どこからかの緊急排出が必要になってきます。

女性の場合は、生理のしくみを利用してそれが行われるといいます。生理の周期が早かったり、また、ひどい生理痛や不正出血なども、体が緊急排出をがんばっている可能性があるのです。

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(2007年8月12日)



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