肝整「シンプルな歪み」とそうでない歪み


【シンプルな歪み】例えばもともと健康体である方が、仕事でたまたま右腕を使いすぎて痛めた結果、右肩が上がって見える等。

【シンプルでない歪み】 例えば長年の不摂生により脂肪肝ぎみになり、肝臓が右肩を下から押し上げるために右肩が上がって見える等。 右肩上がりの脂肪肝男性の例です。ブログ後半部分をご覧下さい)

どちらの場合も均整法でやるべきことは「観察・設計・調整・確認」です。均整法での施術の流れは、この四つの言葉で表されます。

【観察】 施術の最初に、例えば立った姿勢での、肩や骨盤の左右差がどうなっているかをよく観ること。その方のお悩みが右肩の痛みであれば、右肩と全体とが、どのようにバランスをとりあっているかなどを観ていきます。

【設計】 均整法では姿勢(体型・フォーム)を12種類に分けて考えます。フォーム3では右肩が上がる傾向があり、フォーム10では骨盤が開く傾向にあるなど、1〜12までのフォームにそれぞれ特徴があります。

各フォームには、それぞれに応じた調整法がありますので、お客様がどの体型にあてはまるか、もしくは、どれとどれの体型が混ざっているか(お悩みが慢性になればなるほど、体型がいくつも複雑に重なり合っていきます)などを細かく観察していくと、その結果に基づき、調整の手順が自然と設計されていきます。

【調整】 設計に沿って調整していきます。手技を用いて体型を整えることを、均整法では‘調整’と呼びます。

【確認】 最初に観察した体型で右肩が上がっていて、左の骨盤が下がっていて…などが、調整により、すべて整ったかどうかをチェックします。

シンプルな歪みであれば、この流れを1回の施術として、1〜数回繰り返すことで施術は完了するでしょう。

シンプルでない歪みの場合、「観察・設計・調整・確認」でひとまず整えた体は一時的なもので、そのままにしておくといずれ歪みが戻ることになります。

では、施術の意味はどこにあるのかというと、その方の歪みが戻らないために、日々どのような過ごし方をすればよいのかという、生活習慣の「設計」になるのです。

『各地の身体均整院』

肝臓で右肩を押し上げた体型が、施術によって整ったのなら、その方にとって施術を受けるよりも大切なのは、日常生活の中で、いかに肝臓に負担をかけすぎないようにするか、です。

体にいいことをしなければならないと、うすうす感じてはいても、例えば食事、睡眠、運動などのうち、何から手を付けていったらいいのか、さっぱり分からない方も多いと思います。

施術によって、自分の歪みが肝臓からなのか、心臓からなのか、あるいは胃からなのか、などが分かれば、今の自分に必要な方法だけを、無駄なく取り入れることができるのです。

※フォーム(体型)についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2008年5月31日)



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