鎖骨(胸鎖関節)の痛み〜ある日の施術より〜


50代女性。左鎖骨の付け根(のどに近い側。胸鎖関節〜きょうさかんせつ〜)がここ一週間くらい痛くて、左腕が挙がらない。

仰向けの姿勢で触らせていただくと、右鎖骨に比べて左の方が天井方向に向かって高くなっています。

まず痛い箇所がどういうかたちになっているかを観察しておいて、次にやることは、この方の場合、「高くなっている左の鎖骨を押し込んで低くする」・・・×

痛い箇所ですので、こういうことをしたら、余計に痛くなります。

「左の鎖骨と連動して動きが悪くなっている、あるいはかたちが乱れている箇所を見つけて、そちらを整えていくことで、結果的に鎖骨の位置が整う」・・・○

特に対応していたのが右の股関節でした。右の股関節が開きにくくなっていた分、左の肩の動きが悪くなっていました。右の股関節と左の肩が引っ張り合っているようなイメージです。それが鎖骨の動きに影響していました。

対応している動きの悪い箇所を見つけたら、今度はそれがどこと対応しているか、例えば左鎖骨→左胸鎖関節→右股関節→右肺…というように追いかけていくと、最終的に全身の歪みが整うことになるのです。

※肺や心臓の疲れをとるときにも、内臓全体の血流から見ると、肝臓を整えていくことが大切です。詳しくはこちら血液循環図をご覧下さい。

(2008年9月19日)



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