女性の方によく見られ、初回の来院では言い出しにくいお悩みですが、別のお悩みで何度か来院されているうちに「実は、尿漏れにも悩んでいたのですが、最近全然気にならなくなりました」とお話しして下さる方が多いです。
20代、30代、40代…と年代は様々ですが、共通する特徴としては、出産後の発生が多いことと、立った姿勢のときに、左右どちらかのお尻が、極端に出っ張っているということです。均整師が観なくても分かるくらいの左右差です。 均整でいうと「出る」「出ない」のお悩みに関わる、F5(フォーム5。右回旋型)、またはF6(フォーム6。左回旋型。回旋型は別名‘泌尿器型’ともいいます)に当てはまりますので、これらを整える調整により、からだ全体の回旋(捻れ)をとっていきます。
お尻の左右差=骨盤の調整ということにもなりますが、そこだけに注目するのではなく、F5、F6を見立てた上での全身調整により、結果としてお尻の左右差をなくしていきます。
(例えば肝臓に引かれるように右の骨盤が前に巻き込んだ結果、左のお尻が出っ張ることもあります。)
骨盤底部筋トレーニングなどをやるように指導された経験のあるお客様もいらっしゃいましたが、その底部筋を「太鼓の皮」に例えると、太鼓の枠である骨盤に左右差があっては、皮をピーンと張ることはできません。 底部筋トレーニングに励んでいらっしゃる女性の方。一度骨盤を含め、全身の捻れを整えてから、再度取り組んでみてはいかがでしょうか。
※「回旋型(泌尿器型)」についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
(2008年10月24日) |