20代男性。散髪にいくとよく「頭皮が硬いですね〜」と言われる。
触らせていただくと、確かにピーンとした張りを、全体に感じます。ときどき頭痛にも悩まされるとのこと。お話を伺うと、とても頭を使うお仕事の様子。
多くの業種で、現代はパソコンへの長時間集中を避けられない状況にあります。
また、お仕事以外でも、テレビやインターネットなどから途切れることなく入ってくる膨大な情報。見たり聞いたりしていないようでも、脳はそれらを無意識のうちに常に処理し続けています。
それらのことによって頭の疲れが慢性化し、均整法で分類するところの「頭脳型」、頭の疲れがもとになった歪みが原因の、体調不良を訴える方がとても多いです。
それは直接的には頭痛やめまい、肩こりだったり、鬱のような症状であったり、間接的には腰痛や膝痛であったりします。
頭の疲れをうまく調整できたかどうかは、この頭皮の緊張感が施術後にゆるんだかどうか、施術前に頭を持たせていただいたときに感じられた、ずっしりとした重さが、軽くなったかどうかなどで知ることができます。
施術としては、頭蓋骨調整がよい場合、また、目の左右バランスを調整することで、頭皮の緊張もゆるむ場合など様々です。この方の場合は、頭蓋骨と骨盤の連動を整えることで、いちばん変化を得られました。
(頭皮の主に左側が硬い場合には、迷走神経の流れから、肝臓の慢性疲労あることが多いです。こちら『神経ネットワーク図』を参照して下さい。)
※頭脳型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
(2009年1月10日) |