肝整花粉症〜ある日の施術より〜


2、3日前、朝のワイドショーで、花粉症についての話題を取り上げていました。

医学的に見ると、完全な予防法や治療法はないとのことでしたが、一度、他の視点から考えてみてはいかがでしょうか。

例えば、帰宅したときに、玄関先で急いで脱いだ靴。あとで見てみると、つま先が両方とも内側を向いていたりしませんか?

もしそうなら、あなたは歩くときに、やや内股になりがちかもしれません。

本日ご来院の40代女性もそうでした。この方に限らず、特に女性で花粉症にお悩みの方々には、内股傾向の方が多いです。内股と花粉症、どのような関係があるのでしょうか。

足の人差し指と中指から胃を通って、鼻や目に伸びる線を引くと、それが経絡でいう「胃経」というラインになります。内股傾向の方は、このラインが硬く凝りやすく、過敏な反応が出やすいのです。

よって、この視点から考えた場合の予防法は、いかに胃経のラインを、常日頃からのびのびやわらかく保っておくか、となります。

具体的には、例えば股関節の前側をしっかり伸ばした歩き方ができるようになるとよいでしょう。 そこで役立つのが、以前紹介した「卵巣ストレッチ(=股関節ストレッチ)」。http://kaihuu.exblog.jp/9147819/

‘卵巣’を‘胃経’にかえて「胃経ストレッチ」とします。方法は同じです。腸腰筋ストレッチともいえますし、実は正しい足首使いのトレーニングにもなっています。

生理痛には卵巣ストレッチ、花粉症には胃経ストレッチ、ダイエットには足首トレーニングと、同じエクササイズをお悩み別にネーミングすることもできますが、要するに元気な体作りのためのエクササイズは、このように共通してくるのです。

胃経というくらいですから、胃そのものを快調にすることでも、もちろんのびのびさせることができます。

「ストレスで胃が痛い」とおっしゃる方の声をよく耳にします。体のしくみから見ても、ストレスが自律神経を介して胃と密接に関わっていることが分かっています。

ワイドショーで、杉の森から花粉がわさわさと飛び広がっている映像を見るだけでもストレスになりそうです。

現在すでに花粉でお悩みの方に対しては、回旋型調整で胸椎11番や7番をよく動くようにすることで、炎症を抑える、またストレスに対抗するホルモンを分泌する副腎を整えていきますが、これはあくまでも短期的な対処法。

来年の花粉の時期に向けて、長期的な視点で、ぜひ胃経ストレッチをしたあとに、のびのび歩く習慣をつけて下さいね。 (胃経のとなり、親指側には肝経が通っており、例えば二日酔いのときには、肝経ラインが通る足の親指と人差し指の間に、強い凝りが出ることがあります。)

※回旋型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2009年2月21日)



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