腹筋運動と肝臓〜ある日の施術より〜


20代女性。スポーツジムで、状態を捻りながら起こす腹筋運動の際、右肋骨前側の一部が痛い。軽く触ると圧痛がある。

場所を正確に特定すると、上から6番目と7番目の肋骨間でした。胸の少し下辺りです。他の部分に比べると、少し凝って硬くなっています。

背中から、胸椎6番目と7番目の間の右側にも軽く触れてみると、同じく凝りと圧痛がありました。

どちらも、お酒を飲み過ぎたときなどに肝臓疲れの反応が出やすい点です。

次に、胸椎から背骨を少し下り、腰椎2番(L2)を探します。L2の右側は「肝器質収縮点」といって、肝臓を整えたいときに使うポイント。

L2は、12種体型では「左右型(消化器型)」の要となる椎骨でもあります。

L2の右側と左側が同じ手触りになるようにバランスをとっていくと、胸椎6番目と7番目の間の反応は消え、腹筋運動も違和感なくできるようになりました。

『各地の身体均整院』

『取材・広報』

『身体均整法学園』東京校・大阪校・札幌校
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今回の女性の場合、ここ1週間ほどお酒を飲む機会が多かったとのこと。

ただ、肝臓=お酒だけではなく、「食べ過ぎ」「夜の食事時間が遅い」「睡眠不足」「運動不足」「タバコ」などによっても、その後処理に追われる肝臓は疲れ、同じ反応が出てしまいます。

お酒をまったく飲めないのに、健康診断の際、いつも肝臓の数値でひっかかってしまう方は、「食事」「睡眠」「運動」の三つをぜひ見直してみて下さいね。

※仕事の問題、人間関係など、長期間ストレスを抱えている人は、頭の疲れ(脳疲労)への対応に肝臓が追われて、肝臓の疲れとして現れることもあります。

※「頭脳型」「骨盤型」など、12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2009年10月10日)

 



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