30代女性。階段を下りるときに左膝下が痛む。上るときには痛くない。
今回の動画は、昨年秋に行われた全国講習会、休憩時間中の撮影です。
モデルは、私が均整学生時代に習った講師の一人でもある「やすらぎ創建堂」三浦宏明先生。動画に詳細な解説と画像を付けて、編集もして下さいました。
三浦先生は、「身体均整法学園」ホームページ作成チームの一人で、今回の動画も、学園サイト用に撮影したものです。近々そちらにも、いくつかの動画と合わせてアップ予定とのこと。
動画では、頚椎2番や3番を直接調整しています。お客様の頭の重さだけを利用した、痛くなくやさしい手技です。
しかし例えば寝違えの方にとっては、この手技でさえもきつく感じることがあるかもしれません。
そのような場合、均整法では原則として痛いところを触りませんから、ご安心下さい。
昨年末の記事(12月12日分)にも書きました通り、寝違えの9割くらいは、食べ飲み過ぎからきていることが多いのです。
首と内臓とをつなぐ神経ネットワーク(迷走神経)を伝わって、胃腸や肝臓など、消化器系の疲れが首に上がって強い凝りや歪みにつながっていきます。
よって、頚椎を直接施術しなくても、肝臓調整や胃の調整などにより、神経ネットワーク経由で、頚椎の歪みは自然に整っていくのです。
(逆に、首が痛くないとき、頚椎を直接整えると、肝臓を初めとして、内臓全体の調子が上がります。)
年明け早々から寝違えやギックリ腰気味で体調がすぐれない方。休み明けに施術を受けられるのもよいですが、がんばって、自力で持ち直してみてはいかがでしょうか。
ぜひ今日、明日は食事を腹八分目にして、なおかつよく噛み、お酒も控えて、胃腸や肝臓といった消化器系の内臓を休ませてあげて下さい。
そうすればきっと、施術に頼らずとも、快調な仕事始めを迎えられるはずです。皆様が今年もますます健康でありますように。
※頚椎2番や3番は、均整法12種体型では「回旋型」や「骨盤型」の椎骨にあたります。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
(2010年1月2日) |