30代男性。1年ほど前に首凝りのお悩みで施術させていただき、以来、月に一度、全身のメンテナンスをさせていただいています。
この方には、体使いのくせとして、日常動作での負担が集中する左肩関節と左股関節の動きが悪くなる傾向があり、毎回整えさせていただいていました。
最近いつものように観させていただいたところ、左股関節の動きがとてもよいのです。左足がよく開くようになっています。
ただ、いつもと違い、右腰の硬さが目立っていました。痛みなどはないそうです。
もうひとつのブログに、子育て中のお母さんの話題を書かせていただいたことがあります。
今回の男性も、一ヶ月前にお子さんが生まれて、毎日抱っこする時間が長く、抱っこのときに右足を軸にしてあやすようにしているため、逆側の左股関節への負担は軽くなり、その分、右の腰ががんばっている様子でした。
定期的なメンテナンスは、その人の持つ体質的・遺伝的な歪みが悪さをしないよう、常に監視し、整えておくという意味があります。
その体質的歪みに普段の無理やストレス、いつもと違った動作などによる一時的な歪みが重なったとき、首でいえば凝りや寝違え、腰でいえばギックリ腰などが発生する土台になります。
よって、歪みの監視を続けていると、これから起こりそうな問題、今回の男性であれば右腰の不調を事前に予測し、予防しておくことができるのです。
(この追記をしたのが2015年12月17日。季節柄、忘年会続きからの肝臓疲労により、肝臓に関係しやすい胸椎8番や腰椎2番の歪みが、普段の歪みに上乗せされている方が多く見られます。)
※均整法では「体質的・遺伝的な歪み」や「一時的な歪み」を12種類の体型に分類して整えていきます。その「12種体型」については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
(2010年1月16日)
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