肝整開脚して左右の柔軟体操、どちらかがしにくい〜ある日の施術より〜


自宅やジムでストレッチ、柔軟体操に取り組まれている方から、タイトルのようなご質問をいただくことがあります。

先日も施術前、ベッドの上で実際に左右試していただいた30代女性。左ももの内側がつっぱって、左への前屈が硬くなっています。

このような場合、均整法では、ももだけではなく全身の姿勢や動きによって「左右型」「回旋型」など、12種類のうちからその方の体型を選び出して全身を調整し、結果的に左もも内側の凝りをほどいていきます。 (左右型は別名「消化器型」と呼ばれ、「左屈型」と「右屈型」に分かれます。肝臓を主にして分けると、肝臓がもともと強い、あるいはがんばりすぎて右肩を押し上げ、上半身が左に傾くのが左屈型。がんばった末に疲れ果ててしぼんだり、あるいはもともと肝臓の働きが弱くて右肩が下がり、上半身が右に傾くのが右屈型です。)

今回の女性は、骨盤から下が右回転、上半身が左回転と、均整法では「F6(フォーム6。左回旋型)」に当てはまる体型でした。

上半身が左回転ということは、正面を向くために、首から上は再び右回転となります。

このことで、首のつけ根の右側には強くしぼりがかかり、右腕に伸びている神経を圧迫して、右腕や指のしびれや痛みにつながることもあります。

この女性も、右の中指に違和感があるとのことでしたので、F6調整により骨盤の向き、首のしぼりを整えていきました。

再び柔軟体操を試していただくと、左方向への動きもとてもスムーズに。

柔軟体操をやりにくい方向への時間や回数を増やして、地道に、筋肉的に左右のバランスを整えていっても、だんだんと骨格も整っていきます。

しかし、そこであせって無理をすると、ももの内側や腰などを痛める可能性も。

実は今回の女性は、この無理によって左腰を痛めたことが来院の動機でした。

施術によって骨格を整え、体にとって無理なく、柔軟性を高めていきましょう。

2009年9月5日分には、均整体操のひとつ「G体操」をご紹介しました。

こちらも骨格を整えるためには有効な体操です。骨盤が整うと自律神経のバランスもとれてきますので、ぜひお試しになって下さいね。

※「回旋型」「左右型」など12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2010年2月27日)

 



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