肝整他の施術との併用〜ある日の施術より〜


30代女性。月に1度観させていただいているため、姿勢や体の変化がよく分かります。

この日は、普段なら1ヶ月分貯めた(?)肩周りの凝りが目立つはずが、ほとんどありませんでした。とてもよい柔らかさ、よい姿勢が保たれています。

何か運動など始めましたか?と伺うと、それもないとのこと。

このように、歪みが少なく快調なときには、整える箇所もいつもより少なくて済みます。

施術後、あらためてよいバランスであったことをお話しすると、「実は、言い出しにくかったのですが、友達が鍼灸院をオープンしたので、1週間ほど前、施術を受けてきたのです」とのことでした。

運動を始めたり、小学校で進級したことをきっかけに自宅で勉強に打ち込むようになったり、また喫煙歴の長い方が禁煙に取り組んだり。

何か行動を起こすと、例えまだ1週間しか経っていなくても、体にははっきりと変化が現れます。

それが体にとってよい刺激であれば、もともと持っていた歪みはどんどん消えていき、負担であれば、逆に歪みが上乗せされます。

(スナック菓子が大好きで毎日何袋も食べていらした男性は、肝臓に押し上げられるかたちで、とても右肩が上がっていましたが、1ヶ月の禁スナックで、肩のラインが見違えるように左右そろいました。)

毎月観させていただいていると、その変化を通して、起こした行動が体に合っているか合っていないか、アドバイスを差し上げられるのです。

今回の女性の場合、鍼灸の刺激がとても合っている様子でしたので、よかったら今後も併用して続けてみて下さいとお話ししました。

コツとしては、3日以上は間隔を開けるとよいでしょう。

極端な例ですが、午前中に他の手技を受け、午後から均整というように、受ける間隔があまりにも短すぎると過剰刺激になり、体力に自信のない方は、逆に消耗して疲れてしまいます。

また、午前中の施術が気持ちよくて、自力で歪みがほとんど整ってしまったとしたら、残った1、2箇所の歪みだけ整えて、10分もせずに終了、ということもあるかもしれません。

それはそれでよいことなのですが、せっかくいらしたのに物足りなく感じるのも、もったいないです。

ご自身に合う手技療法を見つける場合には、この点を心がけてみて下さいね。

(2010年4月24日)

 



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