5月29日「骨盤の歪みと腰痛」の50代男性。 2回目のご来院の際、うつ伏せの施術後に「背中(の施術)、気持ちいいですね〜っ」とのご感想をいただきました。
均整の施術では、背中の施術を上から下までまんべんなく行うことはありません。
今回の男性の場合、主に肝臓に関係する背骨の際を、上から5つおきに、あるときは左、あるときは右と、3ヶ所ほど触らせていただいただけです。
(椎骨でいうと、特に胸椎9番や腰椎2番に肝臓の反応が出やすいようです。)
専門的にはF4内界調整(フォーム4の消化器型調整)といいます。 均整法では、姿勢や歪みを12種類に分類したF1〜12の中から、その人に当てはまる歪み(今回であればF4)を検出し、整えていくのです。
背中以外の施術の際も、例えば左腕だけ回したり、右腰だけを捻ったりすることもあれば、右腕はバンザイして左足を開いた左右非対称な仰向けポーズで、お腹を整えたりもします(このポーズでは、肝臓を整えることができます)。
また、同じ捻る施術でも、息を吸ったときに捻ることもあれば、吐いたときの場合もあります。
均整法では、前後や左右どちらかに偏った姿勢を平衡体に戻していきます。
もともと歪みのない部分に加える施術は体にとって負担と考え極力避け、最小限の施術を目指すのです。
整えるべきポイントにしぼった施術の気持ちよさを一度、体験してみて下さいね。
※「F4」「消化器型」など12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
(2010年6月19日)
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