肝整夏のギックリ腰はこめかみで調整〜ある日の施術より〜


夏になると冷房や冷たい食べ物、飲み物によって体を冷やしすぎ、その結果、ギックリ腰につながるしくみをお話しする機会が多くなります。

例えばこちら

2009年8月15日 「冷たい物の食べ飲みすぎによる、仙骨ロックのギックリ腰」

2009年8月22日 「冷たい物の食べ飲みすぎによる、背骨捻れのギックリ腰 」

先日もやはり30代女性が、仙骨ロックタイプのギックリ腰で来院されました。

腰は痛い最中なので、もちろん触りません。右のこめかみを調整し、冷えて疲れた腸を整え、施術前に調べておいた体の各動作のうち、最もやりにくかった「前に曲げる」動作を改善していきました。

施術後「なぜこめかみを?」とのご質問をいただきました。

下図をご覧下さい。赤い線で表した神経が、首の赤丸印から腸まで届いています。

迷走神経図

(神経ネットワーク図by「肝臓と整体の情報館」)

脳から出発し、頭蓋骨の下側の穴をくぐり、右の首を通って各内臓へと伸びていく、主に赤丸印から下の神経が「右迷走神経」。

頭蓋骨は23個の骨が立体ジグソーパズルのように組み合わさってできています。

そのうち、頭蓋骨下側のパズルの隙間(側頭骨と後頭骨で構成される頚静脈孔)を迷走神経はくぐっていきます。

こめかみからはパズルのピースのひとつ、蝶形骨(ちょうけいこつ)に触れることができます。 蝶形骨、側頭骨、後頭骨が組み合わさって頭蓋骨の下側を作っているため、こめかみから蝶形骨を整えることで、側頭骨、後頭骨との組み合わせが正しくなり、迷走神経の出入り口を通りやすく整備することができるのです。
(肝臓調整には、主に左迷走神経を整えます。)

 

※均整法では施術前、体の各動作を12通りに分けて調べ、最もやりにくい動作を中心に整えていきます。その指標となる「12種体型」についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

 

(2010年8月14日)



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