肝整脳疲労からの丸まり猫背〜ある日の施術より〜


前回「内臓疲労からの膨らみ猫背」に続き、今回は「脳疲労からの丸まり猫背」についてお話しします。

膨らみ猫背は内臓疲労により体内から膨らんでいるため、がんばって背筋を伸ばしても、膨らんだままです。

丸まり猫背は、背筋を伸ばすと、ひとまずよい姿勢を作ることができます。ではなぜ丸まってしまうのでしょうか。

それは頭の重さを支えきれないからです。

施術中、仰向けのお客様の頭を持たせていただくと、寝不足やストレスなどで頭が疲れている方は、ずっしりと重たく感じます。

頭に血液が集まりすぎているのです。消化の際、胃に血液が集まるように、体の中でよく使われている場所には、血液が集まります。

その重たくなった頭が一時的な状態ならよいのです。夏休みの宿題を、8月末に一気に片付けた7歳の女の子もそうでした。

しかし、慢性的になると、背骨で支えきれなくなり、うつむき加減や、アゴが上がった姿勢に固着してしまいます。

均整法では「消化器型」「泌尿器型」「呼吸器型」など、姿勢や動きをもとに、体型を12種類に分けて考えます。その中のひとつ、「頭脳型」がこれにあたります。

よって、頭脳型用の調整方法で歪みを、主に頚椎を整えて頭と胴体の血流の行き来を開放すると、その場でスッと軽くなります。

頚椎調整は、例えばこのような手技。身体均整師会新着動画に、私、田川の頚椎調整例がリンクされています。

あるいは目の疲れがひどい方には、目を整えることで頭の重さが軽くなることも。

あらゆる可能性を視野に入れつつ、調整は進んでいきます。

※「12種体型」についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2010年8月28日)

(作成中)



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