集英社「メンズLEE(リー)」さんに「今なら間に合う!『肝臓』セルフケア」のタイトルで取材していただいた11月号が、10月7日に発売されました。
今回の誌面に書ききれなかった、各体操の根拠、理論を補足します。
「ストレスタイプ」用背伸びは、全身の‘伸筋’を伸ばしています。
伸筋は頭と関係が深く、伸筋を伸ばすことで頭の疲れ(脳疲労)がよくとれるのです。
‘屈筋’は内臓と連動しますので、「暴飲暴食タイプ」用背伸びで屈筋を伸ばすと、肝臓をはじめとした内臓疲労を解消します。
2つめの「ストレスタイプ」用体操は、均整法「腰椎1番(L1)自動法」体操です。
L1は均整法12種体型のうち「頭脳型」と呼ばれる体型の、バランスの中心となる椎骨。
その歪みを整えることで、やはり頭をスッキリさせます。
「暴飲暴食タイプ」用体操は「腰椎2番(L2)自動法」。L2は「消化器型」の中心椎骨なのです。 (均整法では、均整師がお客様にさせていただく施術を他動法、お客様ご自身に行っていただく体操を自動法と呼びます。)
ご自身の肩が右肩下がりか左肩下がりか、微妙すぎて分からない人には、「ストレスタイプ」用体操をお勧めしています。
現代人は脳疲労からくる歪みのほうが圧倒的に多く、もしも暴飲暴食タイプの傾向があっても、ストレスを解消するために食べたり飲んだりする人の場合は、二つのタイプが合わさるからです。
二日酔いのツボとしてご紹介した「太衝(タイショウ)」は、左をさすることになっていますが、右と比べてみて、右の方に痛みやコリがある場合は、右をさすって下さい。
あまりお酒を飲まない人の二日酔いと、よく飲む人のそれとでは、左右への現れ方に違いがあるためです。
皆様の肝臓ケアに役立ちますように。
※「頭脳型」「消化器型」など「12種体型」についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
(2010年10月9日)
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