肝整お腹が張る〜ある日の施術より〜


30代女性。下腹部が張る。特に生理前。

全体を観させていただいて最も気になる部分は、閉まりすぎた骨盤の前側。鼠頚部(そけいぶ・両脚のつけ根)のVの字がせまいのです。

(上腹部のハの字と、鼠径部のVの字は連動します。肝臓疲労では、ハの字の向かって右側が急角度になったり、逆に浅くなったりするのと連動して、Vの字の左側が同じように動くことが多いです。ハの字とVの字のバランスが悪いと、例えば妊娠中、逆子の原因となったりします。)

均整法には骨盤を閉めたり開いたりする操法があります。

まず片方を開き、下腹の左右の張り具合を確かめていただくと、骨盤を開いた側だけがフワフワになっているのを実感されたようです。

一般的には閉まっていたほうがよいとされる骨盤。

自律神経が昼と夜、夏と冬などに対応して切り替わるとき、骨盤も自律神経と同調して一日、一ヶ月、一年のリズムに合わせて開いたり閉じたりしています。

今回の女性の場合、骨盤は閉まりっぱなしのまま開きにくくなっていました。

そこで開く操法により、骨盤が再び自分で自由に動けるよう、きっかけを作らせていただいたのです。

 

※均整法では施術前、体の各動作を12通りに分けて調べ、最もやりにくい動作を中心に整えていきます。骨盤に関係する動きとしては、例えば開脚が得意か苦手かなど。その指標となる「12種体型」についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2010年10月23日)



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