肝整風邪からの胃腸炎〜ある日の施術より〜


30代女性。風邪からの胃腸炎が年末から長引いている。

定期的に観させていただいている方ですので、いつもの歪みか、そうでないかがよく分かります。

普段と大きく違っていたところは、腰椎の3,4,5番が大きく右に捻れていたことでした。

立って体を捻ってみると、腰椎の捻れにつられて、右には捻れますが、左に捻りにくくなっています。

骨盤と腰椎の境目に位置する椎骨が腰椎5番(下図参照)。5番の上の4番は大腸と影響し合い、下の仙椎1番は小腸と影響し合います。

脊柱

(脊柱図by「アイリス・アイリスの作業現場」)

熱は1週間ほど前に下がったそうです。食事にも気をつけ、症状もなくなり、もうそろそろいいだろうと普通の食事に少し戻すと、またお腹の調子が悪くなる、とのことでした。

もちろんお医者さんの指導も仰がなければなりませんが、微妙な長引きがある場合に、その病気の際にできた歪みが自然に元に戻らず、今回の方の腰椎3〜5番のようにひっかかってしまっている場合があります。 (肝臓疲労であれば腰椎の2番や胸椎8番、11番などでひっかかります。)

均整法で右回旋型(F5)と呼ばれる、右捻れ姿勢を整えることで、腰椎も整い、左右への動きも同じになりました。

正月明けのお客様の中には、腰椎1番が左に歪んでいた方も多く見られました。

ここは胃の疲れが現れやすい箇所です。七草粥の1月7日は過ぎましたが、引き続き皆様、胃腸にやさしい生活を心がけて下さいね。

※「右回旋型(F5)」など12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2011年1月15日)

 



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