肝整腹痛と腰痛を結ぶ歪み〜ある日の施術より〜


前回、正月明けによく観られた歪みとして、腰椎1番の左への歪み(=胃の疲れ)のお話をしました。

もうひとつ、正月明けに多かった歪み。下腹部がカチカチで冷えていた30代女性、40代男性他、何人かの方々の後頭部が、カチカチに固まっていました。後頭骨が動かなくなっています。

お悩みとしては、30代女性はお腹の不調(こわしやすい)、40代男性は腰痛でした。 後頭骨を整えて動けるようにすると、それまでは弛めようと触ってもびくともしなかったお腹が、ふんわり動き出しました。

お腹の不調の際、お腹をやわらかくすることはもちろん必要です。見落としやすいのが、腰痛の場合でもお腹のカチカチの人がいること。

この場合はいくら腰を弛めようとしても無理です。まずお腹をやわらかくしましょう。

さらにその前に、今回は後頭骨調整が必要でした。他にも様々なパターンがあるため、12種体型をもとにして探っていくのです。

(均整法では後頭部と下腹部、前頭部〜おでこ〜と上腹部が相関すると考えます。例えばストレスなどで常に脳疲労を抱えている方のおでこはキュッととがったように硬くなっていて、その場合、鳩尾の辺りも肋骨の間が狭くなり硬くなっていることが多いのです。肝臓のある場所ですので、肝臓の働きにも影響します。)

※均整法では施術前、体の各動作を12通りに分けて調べ、最もやりにくい動作を中心に整えていきます。骨盤に関係する動きとしては、例えば開脚が得意か苦手かなど。その指標となる「12種体型」についてはこちらもどうぞご参考に。

(2011年1月22日)

 



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