肝整足裏アーチと肩こり〜ある日の施術より〜


中学校や高校が春休みの先月後半から今月初めにかけて、お母さんと娘さんが一緒に来院されることがよくありました。

お母さんの施術に着いてきたのではなく、娘さん自身も受けるためです。

10代の彼女達の悩みは、主に肩こり。そのパンパン、カチカチ加減は大人顔負けです。

中高生が??と思われる方もいるかもしれませんが、今はそれも普通に起こる時代。

原因はパソコン、携帯、ゲームなど、目や頭を酷使する環境など様々です。そのうちのひとつを、今回いらした彼女達に共通の歪みから見てみます。

大人の施術の場合は、肩周辺の筋肉を支えている頚椎や胸椎をしっかり整えることも必要ですが、お子さんにはそういうことはほとんど必要ありません。

くずれている足裏アーチをきちんと整えるだけで、肩や首周りの筋肉は、何もしなくてもゆるゆるに。

足裏アーチがくずれて扁平足気味になると、きちんとバランスをとれません。 そこで無意識のうちに上半身を力ませてバランスをとり続け、肩こり、首こりを起こしているのです。

逆に、妙に土踏まずがはっきりしていても、同じく肩こりは起こります。

土踏まずは足裏アーチで言えば「縦アーチ」ですが、「横アーチ」も大切で、土踏まずはあっても、横アーチがつぶれて、やはりバランスを取り切れていないのです。

足指の付け根、特に人差し指や中指の付け根にマメのできている方は、横アーチがつぶれている可能性が大です。

アーチをひとまず整えるには、足裏の直接調整に加えて、腰椎4番5番などの調整、そして生理的弯曲と呼ばれる、背骨の自然なS字カーブを回復させることが必要です。

※経絡ラインのひとつ「肝経」は目も足裏アーチの表側も通るため、目の使い過ぎや、足裏アーチの乱れは肝臓疲労の原因にもなります。こちら過去ブログ内の肝経図をご参照下さい。

(2011年4月9日)



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