肝整症状を解消させるか折り合いを付けるか〜ある日の施術より〜


40代男性。慢性的に胃の調子が悪い。

定期的に施術させていただいています。施術前は、いつも鳩尾(みぞおち)からおへその上辺りがパンパンに張っています。

その張りが先月と今月、施術前からあまり見られなかったため、何か環境や習慣の変化があったか伺いました。

するとこの4月から勤務形態が変わり、夜勤がなくなったとのこと。食事時間の不規則さが、胃をはじめ、消化器系にずいぶんと負担をかけていたのでしょう。 (夜勤が多い方の場合、本来であれば副交感神経が働かなければならない時間帯に交感神経が頑張らなければならず、交感神経疲労からの肝臓疲労がよく見られます。)

この方と同じような日常を過ごしていても、あるいは昼夜逆転の生活が何十年と続いていても、胃にはまったく問題ない方もいらっしゃいます。

別の例で言えば、首凝りでお悩みの方には、喫煙の習慣があることが多いです。 中には首のレントゲンやMRIまで撮った方もいらっしゃいますが、タバコを減らしただけで解消してしまいました。

かと思えばある日、街で見かけた、たぶん80代の女性。おうちの前でひなたぼっこをしながら、タバコをとってもおいしそうに吸っていました。

きっと何十年も楽しんできているはず。それでもいたって健康そうです。

夜型生活に強い人弱い人、寝不足に強い人弱い人、タバコに強い人弱い人、消化力が強い人弱い人、空腹に強い人弱い人…etc.

人には様々なタイプがあります。均整法ではその強い弱いを12種類のタイプに分けて整えていきます。

先の夜勤の男性であれば、12種類のうち「消化器型」調整、タバコによる首凝りの方であれば「呼吸器型」調整と、その方の弱い部分を施術で補います。

その上で、できる範囲で環境や習慣も整え、症状が現れない、もしくは気にならないところ、折り合いの付くところを探していきます。

体に負担をかけている環境や習慣をすっぱりと断ち切ることができれば、施術は必要ないことも多いです。

しかし、生活のため、あるいは潤いのある生活を送るためには、そうそう硬いことばかりも言っていられません。

まずは体が快調でいられる、折り合い地点を一緒に探しましょう。そこから長期視点で、よりよい健康に向かって舵を取っていきましょう。

 

※12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2011年5月28日)

 



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