40代女性。整体院や鍼灸院に行くたび、「内臓が硬いですね」「内臓が冷えてますね」と言われるが、施術以外に、普段自分でどのような対策をとればよいのか分からず、困っているとのこと。
まずは「よく歩いて下さい」とお伝えしました。
内臓を動かす神経と手足を動かす神経は違いますが、体の中ではそれらが精密に絡み合い、相互に連絡しています。
ということは、手足の動きのよさと内臓の調子は連動しているのです。
手足をよく動かして、内臓をやわらかく保ちましょう。
施術の最初に、仰向けの状態でお腹がパンパンに硬くても、うつ伏せになって骨盤と腰椎を整えたあと、再び仰向けになっていただくと、お腹はフワフワになっています。
体幹のしなやかさ。これも施術に頼り切るのではなく、自ら歩いて実現できるのです。
のびのび歩いて骨盤や腰椎をはじめとした体幹を自力で整え、フワフワのお腹を手に入れて下さいね。
※まずは歩く習慣を身につけつつ、徐々に正しい歩き方にも目を向けていきましょう。特に女性は長年の‘内股歩き’によって、下腹部を自ら固めていることが多いようです。正しい姿勢・歩き方については、スポーツトレーナーの志水先生ブログがとても参考になります。
※肝臓疲労解消に関しては、特に右腕の正しい腕振りが大切です。
(2011年9月10日) |