肝整首にコリコリしたしこりを見つけたとき〜ある日の施術より〜


20代女性。首にコリコリしたしこりのようなものを見つけて気になる。

後頭部と首の境目の左側に、確かに米粒くらいの、コリコリとした凝りに触れます。

頭蓋骨と頚椎をつなぐために、頚椎の上部(頚椎1番と2番)から後頭骨にかけて何本も、小さくて細かい筋肉が張り渡されています。

そのうちの、外側から数えて2本目「大後頭直筋」と呼ばれる筋肉の、後頭骨に付着している部分がとても凝って硬くなっていました。

大後頭直筋は頚椎2番と後頭骨を結んでいます。

頚椎2番は、均整法12種体型では「回旋型」の椎骨に当てはまりますので、回旋型調整によって、頚椎を含め背骨全体を整えたところ、コリコリが「ずいぶん小さくなりました!」とのこと。

あとは時間が経つにつれ、さらに凝りはとれていくとは思います。(内臓が慢性的に疲れている方は、より時間差で凝りがとれていく傾向にあります。肝臓疲労であれば、頚椎2番や3番の左側のコリコリが、徐々に小さくなっていくでしょう)ただ、自宅家具の配置により、テレビを観るためにいつも顔を左に向けているなど、偏った日常動作を続けていると、時間のかかる場合も。

今回の女性は美容師という仕事柄、お客様の片側に立って、右手でハサミを持ち、常に身体を回旋させた状態で毎日を過ごすため、歪みが頚椎2番に集約されてきたのでしょう。

仕事上、あるいはゴルフなど趣味のスポーツその他、常に身体をどちらかに回旋させている時間の長い方は、ラジオ体操などで左右均等に身体を動かす機会を持つとよいと思います。

足りないときには均整法「回旋型調整」をお忘れなく。

※「回旋型」をはじめ、12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

(2011年11月12日)

 



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