肝整股関節の歪みからくる膝の痛み〜ある日の施術より〜


50代女性。左膝の内側が痛い。

このようなときには膝だけに注目せず、その隣の関節である、足首や股関節も一緒に考えるとよい結果につながることが多いです。

今回の女性の場合、左脚が右と比べて開脚しにくくなっていました。

左股関節の内側に硬さが見られ、あぐらをかいたときにも、左膝のほうが上がってしまいます。

すると、例えば歩くときでも、左脚が右脚より内股気味になる様子がイメージできるでしょうか。

内股になると股関節、膝、足首の内側ばかりを使ってしまうことになり、限度を超えるとそれらのうちのどれかを傷めてしまうのです。

右脚は外股気味になっており、股関節の回旋状況が左右逆にであることから、施術では「回旋型」調整を当てはめました。

もしも両脚ともに同じくらい内股気味、もしくは外股気味であれば、股関節というよりも骨盤自体が閉じ気味か開き気味かと考え、「骨盤型」調整が当てはまるかもしれません。

さらにその上、腰椎も、膝に神経が伸びていることから、整える必要があります。

また、腰椎を歪ませている原因は、体の右側にあって重たい肝臓が、慢性疲労でより重たくなって上体を右に傾け続けているからかも、と歪みの流れをたどっていくこともできます。(その肝臓をまず整えるとすれば、胸椎8番や11番が活躍します。)

徐々に膝だけの問題ではないことが明らかになり、大もとが肝臓であれば「消化器型(左右型)」調整を当てはめることになるでしょう。

※「回旋型」「骨盤型」「消化器型(左右型)」など12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

 

(2012年1月14日)



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